大阪桐蔭高校吹奏楽部は昨年、全日本吹奏楽コンクールにて金賞、日本管楽合奏コンテストで最優秀グランプリ賞を受賞しました。どちらの舞台でも「ポーギーとベス」を演奏しました。上の動画は、ブレーンさんがYouTubeに公開された、日本管楽合奏コンテストのものです。
「ブレーンさん、ありがとう」と心の中でつぶやきながら、以下の妄想を繰り広げてました。すべては私の妄想であり、学校や吹奏楽部の見解ではないことをお断りしておきます。
「全員参加」の理念
日本管楽合奏コンテストに出場するようになったのは最近です。一方、マーチングコンテストへの参加をやめています(大阪府大会にはオープン参加)。
マーチングコンテスト参加をやめたのは、ルール改正(変更前:人数制限なし、変更後:80名以内)によるものです。大阪桐蔭の強みを発揮しにくくなり、残念な結果が続くことになりました。ただし、結果が主要因とは思いません。
大阪桐蔭高校吹奏楽部の理念は「全員参加」です。招待演奏で人数を指定されることがあっても、足りない予算は保護者が負担して、都合をつけて全員参加します。
やっぱり全員参加のほうが楽しいですよね。うちの娘は日頃から、(人数制限ありの)コンクールより、(全員参加の)通常の演奏会のほうが楽しいと言います。
「結果も求められる」宿命
吹奏楽部は大阪桐蔭高校の3類に属します。1類、2類は進学クラスです。3類はスポーツ・芸術クラスです。野球部やラグビー部も3類です。3類のクラブは結果を求められます。求められる結果は全国レベルでの好成績です。
アマチュアの吹奏楽で最高の舞台は全日本吹奏楽コンクールです。コンクールは55人しか舞台に上がれません。「全員参加」の理念と合致しません。しかし、学校の経営戦略上、吹奏楽部はコンクールで結果を出すことが宿命づけられているだろうと勝手に考えています。
必然だった管楽合奏コンテスト出場
コンクールでは全員参加が叶いません。以前のマーチングコンテストなら全員参加で全国を目指すことができました。ところが、それも叶わなくなりました。マーチングコンテストから管楽合奏コンテストへの移行は必然だったのでしょう。
YouTubeを見ながら、管楽合奏コンテストに参加して本当に良かったと思いました。なぜなら、コンクールと同じ曲を演奏するからです。特に「ポーギーとベス」は、コンクール会場が名古屋に移って初の金賞を受賞した曲です。その曲を大きな舞台で、全員で演奏できるなんて、とてもいいじゃありませんか。
あと1ヶ月少々で全日本吹奏楽コンクール。2ヶ月で日本管楽合奏コンテスト。どのような演奏を披露してくれるか、今からワクワクしています。