夫婦・カップルの悩み

執筆者:山崎 孝(公認心理師・ブリーフセラピスト・家族相談士)
良好な夫婦関係のイメージ
カウンセリングを通じて夫婦・カップルの悩みの解決を支援します

当カウンセリングルームの夫婦カウンセリングは、夫婦の関係性(家族療法・ブリーフセラピー)と個人の内面(認知行動療法)の両面からサポートを行います。

年間約200組の方にご利用いただいています。多くの方が6回前後終了されています。夫婦お二人でも、どちらかお一人の来談でもサポートが可能です。

当カウンセリングルームの特徴
  • 秘密厳守(家族・職場に対しても守秘義務優先)
  • 土日祝日も開室
  • 夜21時まで開室
  • お二人でもお一人でも相談可
  • 対面とオンラインで相談可
  • 初回の料金半額
  • クレジット・キャッシュレス決済可
  • 社会人経験を持つカウンセラー

当カウンセリングルームのカウンセラーは(1)公認心理師(2)ブリーフセラピスト(3)家族相談士の資格を取得しています。

以前、ある動画で私を見て安心感を持ったという方がいらっしゃいました。それならと思って自分で撮ってみました。最近、撮り直したのが以下です。慣れていないのが丸わかりです。

(1)公認心理師:国家資格(公認心理師 | 厚生労働省
(2)ブリーフセラピスト日本ブリーフセラピー協会
(3)家族相談士家族心理士・家族相談士資格認定機構

主な相談内容

カウンセリングの詳細・他

夫婦カウンセリング(心理療法)について

当カウンセリングルームでは、夫婦の関係性家族療法ブリーフセラピー)と個人の内面認知行動療法)の双方に働きかけることによって問題解決をサポートします。

家族療法とは、家族など複数人から成る人間関係の関係性相互作用に焦点を当てます。関係の変化相互作用の変化を通じて、悩み・問題の改善・解決を図るカウンセリングです。

ブリーフセラピー(短期療法)とは、家族療法の一学派です。「短期」の名の通り、効果的かつ効率的な改善・解決を志向するカウンセリングです。

認知行動療法とは、状況や環境に合わせて思考行動柔軟選択することで、悩み・問題の改善・解決を図るカウンセリングです。

認知行動療法は、主に個人を支援する心理療法です。適応的な思考と行動を選択することによって解決を図ります。家族療法・ブリーフセラピーでは、問題は集団成員の相互作用にて生じていると捉えます。相互作用の変化を通じて解決を図ります。

2人でも、1人でも

「1人と2人のどちらが良いですか」と聞かれることがあります。支障がなければ、2人でお越し下さい1人ずつ話を聞いてほしいというリクエストを受けることもあります。ご要望を優先します。

DV(モラハラ)が起きているときは、1人で、または1人ずつのカウンセリングとなります。カウンセリングでの会話が、新たな暴力の原因になるのを防ぐためです。

最初は2人でカウンセリングを行い、途中で1人のカウンセリングを加えることもあります。ケースバイケースです。下図はそれを示しています。また、図の下には、2人の場合と1人の場合のメリット・デメリットをあげています。

夫婦・カップルカウンセリングの例

2人のメリット・デメリット

夫婦・カップル(2人での)カウンセリングのメリットは、家庭で行われるのとは違ったコミュニケーションが可能になることです。家庭では感情的になりがちな話し合いが、「お互いに落ち着いて話し合うことができました」という感想をいただくことが多いです。

他には、カウンセラーは2人の話を同時に聞けるので、偏りが少ない客観的な視点を得やすいです。より適切な提案やフィードバックを行いやすくなります。また、2人に対して同時に働きかけることができます。

一方、パートナーの反応が気になって、気持ちを素直に表現できないことがあります。暴力や浮気はその傾向が強くなります。尚、暴力が起きているときは、2人でのカウンセリングは行いません。カウンセリングでの会話が、更なる暴力のきっかけになりうるからです。

1人のメリット・デメリット

逆に個人のカウンセリングでは、パートナーを気にせず自由に話せるメリットがあります。一方、語られる内容は、あくまで個人にとっての事実(または認識)であり、パートナーにとっての事実(認識)と異なることがあります。

以下に整理してみました。判断材料にしていただければ幸いです。

メリットデメリット
夫婦・カップル
(2人)
カウンセラーの参加で普段と異なる
コミュニケーションが可能になる。

相手の理解・自分の理解・関係性の
理解が促進されやすい。

双方の立場・考えを同時に聞けるの
で、カウンセラーは客観的な視点を
得やすい。

カウンセラーのパートナーへの関わ
り方を見て、今までと異なる関わり
方を知れる。
2人の意思が違う場合(例:修復と
離婚)、望まない現実に直面させら
れることがある。

パートナーの存在を気にして、率直
な気持ちを話せないことがある。
個人(1人)パートナーの存在や反応を気にせず
自由に話せる。

パートナーに口出しされずにじっく
り話を聞いてもらえる。

パートナーの暴力・モラルハラスメ
ントなど、パートナー不在の場所で
しか話せないことがある。
カウンセラーは2人に起きているコ
ミュニケーションや悪循環を直接観
察できない。