
山崎 孝(公認心理師・ブリーフセラピスト・家族相談士)
「夫婦に様々な問題が起こり、それらがセックスレスとして顕在化する」。器質的な問題が存在しない状況でのセックスレスは、これまでの夫婦関係の結果として生じているケースが多く見られます。
個人カウンセリング:60分・8,000円
夫婦カウンセリング:90分・12,000円
体験カウンセリング:30分・4,000円
※ 税込価格
セックスレスは日常会話で気軽に話せるテーマではありません。誰にも話せずに悩んでいるケースが多いです。実は半分以上の夫婦がセックスレスと言われています。
また、解決を目指して話し合いなどを試みるけれど、逆に解決が遠のく悪循環を重ねているケースがしばしばあります。
①ストレス ➡ ②パートナーに改善を訴える ➡ ③パートナーはプレッシャーを感じる ➡ ④ますますできない ➡ ①に戻る
以下はセックスレスの原因としてよくあげられるものです。
これらを原因とするのに異議はありません。しかし、決定的な原因かと言われると、そうではないケースが多いと経験から思います。
どの夫婦にも、大なり小なり配偶者への不満があるものです。それらは夫婦関係を破綻させるほどのものではなく、不満を上回る満足があるはずです。だからこそ、夫婦を続けているはずです。
セックスレスの相談では、「夫婦関係はむしろ良いのに」という夫婦が多いです。原因探しは既に2人で済ませています。カウンセリングで原因探しを行っても役に立たないケースが多いです。
腰痛に悩まされていたとき、あるYouTubeのアドバイスを実践すると改善しました。改善してからふと思ったのは、セックスレスのカウンセリングに似ているでした。
背中や足の筋肉が固くなると、その筋肉で吸収する負荷を腰で受けることになります。腰に通常以上の負荷がかかり、腰痛が起こります。筋肉をほぐすストレッチを紹介するYouTubeでした。今も続けています。
セックスレスを腰痛に例えると、夫婦関係の歪みが固くなった筋肉に相当します。
夫婦関係の歪みは小さく起きて、少しずつ積み重ねます。夫婦関係を破綻させるものではありませんが、セックスを避けるには十分なほどになることがあります。小さいので本人が自ら気づくのはむずかしいようです。
子どもは毎日成長しています。親が気づきにくい日々の成長も、たまに会う祖父母は「大きくなったなー!」と驚きます。本人たちが気づきにくい小さな歪みも、第三者は気づきやすいものです。カウンセラーは関係の見方を訓練しています。
セックスレスのカウンセリングでは、ほとんどの場合、セックスだけを扱いません。夫婦関係全体を扱うことで解決を目指します。また、夫婦のトラブルにはコミュニケーションに問題のあるケースが多く見られます。コミュニケーションに取り組むのも有効です。
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