専門家に相談するタイミングと相談先
2024.07.22
執筆者:山崎 孝(公認心理師・ブリーフセラピスト・家族相談士)
うつ病は早期発見・早期治療が重要です。以下のような状況が2週間以上続く場合は、専門家への相談をお勧めします。
気分の変化
- 気分の落ち込みが続く
- 何をしても楽しくない、喜びを感じられない
- イライラや怒りっぽさが続く
生活への影響
- 仕事や学校、家事などの日常生活に支障が出る
- 人付き合いを避けるようになる
- 趣味や好きなことに興味が持てない
身体症状
- 不眠や過眠が続く
- 食欲の著しい減退や増加
- 原因不明の身体の痛みや不調が続く
思考の変化
- 自分を責める考えが強くなる
- 集中力や決断力が落ちる
- 死について考えることが多くなる
その他
- アルコールや薬物に頼るようになる
- 周囲の人から「様子がおかしい」と言われる
最初の一歩を踏み出すのは勇気が必要かもしれません。しかし、専門家に相談することで、適切な診断と治療を受けられ、回復への道筋が見えてきます。
相談先としては、以下のような選択肢があります。
- 精神科や心療内科の医療機関
- かかりつけ医(適切な専門医を紹介してもらえます)
- 心の健康相談窓口(自治体や職場が設置しているものもあります)
- 電話相談サービス(例:いのちの電話)
- カウンセリング(公認心理師・臨床心理士)
最初の一歩を踏み出すのは勇気が必要かもしれません。しかし、専門家に相談することで、適切な診断と治療を受けられ、回復への道筋が見えてきます。一人で抱え込まず、勇気を出して相談してみてください。
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