専門家に相談するタイミングと相談先

執筆者:山崎 孝
公認心理師・ブリーフセラピスト・家族相談士

うつ病は早期発見・早期治療が重要です。以下のような状況が2週間以上続く場合は、専門家への相談をお勧めします。

気分の変化

  • 気分の落ち込みが続く
  • 何をしても楽しくない、喜びを感じられない
  • イライラや怒りっぽさが続く

生活への影響

  • 仕事や学校、家事などの日常生活に支障が出る
  • 人付き合いを避けるようになる
  • 趣味や好きなことに興味が持てない

身体症状

  • 不眠や過眠が続く
  • 食欲の著しい減退や増加
  • 原因不明の身体の痛みや不調が続く

思考の変化

  • 自分を責める考えが強くなる
  • 集中力や決断力が落ちる
  • 死について考えることが多くなる

その他

  • アルコールや薬物に頼るようになる
  • 周囲の人から「様子がおかしい」と言われる

最初の一歩を踏み出すのは勇気が必要かもしれません。しかし、専門家に相談することで、適切な診断と治療を受けられ、回復への道筋が見えてきます。

相談先としては、以下のような選択肢があります。

  • 精神科や心療内科の医療機関
  • かかりつけ医(適切な専門医を紹介してもらえます)
  • 心の健康相談窓口(自治体や職場が設置しているものもあります)
  • 電話相談サービス(例:いのちの電話)
  • カウンセリング(公認心理師・臨床心理士)

最初の一歩を踏み出すのは勇気が必要かもしれません。しかし、専門家に相談することで、適切な診断と治療を受けられ、回復への道筋が見えてきます。一人で抱え込まず、勇気を出して相談してみてください。

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