マインドフルネス研修

執筆者:山崎 孝(公認心理師・ブリーフセラピスト・家族相談士)

青空瞑想

7月30日(日)、マインドフルネス研修を受けてきました。

マインドフルネスとは、今この瞬間の体験に注意を向けること。そのありさまのことです。よくわからない説明ですね。マインドフルネスの逆の状態を説明すればわかりやすくなります。

マインドフルネスの対極が自動操縦状態です。終わったこと(過去)を延々と考えてしまったり、心配してもしかたがないこと(未来)を心配しすぎたりすることです。過去や未来に心がさまよい、ネガティブな思考や感情に巻き込まれて、それに気づいていない状態です。

自動操縦状態の逆がマインドフルネスですから、過去や未来にとらわれても、それに気づき、今ここに心を置ける、置いている状態です。

マインドフルネスには以下の効果があると言われてます。

  • うつの再発予防
  • 不安の軽減
  • 衝動性の制御
  • 不眠の軽減

うつの再発予防に効果があるのは反すう思考を止めることができるからです。反すう思考とは不安や後悔などネガティブなことを繰り返し考え続けることです。最初に考えるのは一つのネガティブなことです。繰り返し考えるたびに、別のネガティブなことが思い起こされます。頭の中でネガティブが増殖されていきます。

例えば、会社でリストラの噂を聞いたとしましょう。「俺がリストラ対象になったらどうしよう」と考えました。繰り返し考えるうちに、失敗したこと思い出したり、業務報告をした際の上司の表情が固かったと思ったり、ネガティブな思考が頭の中で増殖してきます。想像するだけでも落ち込みそうですね。

研修では以下のエクササイズを行いました。

  • 呼吸のマインドフルネス
  • レーズン・エクササイズ
  • 歩くマインドフルネス
  • ボディスキャン
  • 音のマインドフルネス
  • 相手の呼吸を感じるエクササイズ

呼吸のマインドフルネスは寝苦しいときによくやってます。呼吸に加えて身体に触れる枕や布団を感じていると眠りに入りやすいです。気に入ったのは歩くマインドフルネスでした。怒りなどの衝動性を緩和するのに活用できそうです。

マインドフルネスのルーツは禅や瞑想です。禅や瞑想を極めるには長い年月がかかると思います。でも、私たちは禅や瞑想の達人になりたいわけではありません。日々良い状態で過ごすためのツールとして活用できれば十分です。

そのレベルで自分のものにして、当ルームへお越しなった方に手ほどきできるようにしたいと思っています。