「愛している」と伝えれば平和に貢献できる

執筆者:公認心理師・山崎孝

アメリカで行方不明の子ども39人が救出されたというニュースがありました。

記事には「アメリカでは毎年76万5000人の子どもが行方不明になる。40秒に1人の子どもが行方不明になる計算だ」という説明がありました。衝撃すぎです。

昨日(9月4日)は所用で在宅していました。ワイドスクランブルというテレビ番組でこのニュースが取り上げられていました。

救出に携わったのは連邦保安局(FBI)の捜査チームです。主任捜査官の話を是非紹介したいと思ったのがこのエントリーを書いた理由です。

被害を防ぐために「愛している」と伝えてほしい

たまたまつけていたテレビに流れてきたので録画してませんでした。YouTubeを探したけれどアップされていませんでした。ということで、記憶に頼って書いています。言葉は正確ではありませんが、意味は正確です。

行方不明の子どもの9割は家出した子。原因は虐待やネグレクト。

被害を防ぐために、家族がわが子に「愛している」と伝えてほしい。

家族が伝えなければ、他の人が伝えるだろう。他の人が、誘拐犯かもしれない。

ゾッとしませんか。私はしました。同時に、わが子との関係を省みてドキッとしました。

マザー・テレサのあの言葉

ゾッとして、ドキッとして、同時に、マザー・テレサのあの有名な言葉を思い出しました。「世界平和のために、私たちは何をすればいいですか?」の質問に対する答えです。

「家に帰って、家族を愛してあげて下さい」

私は昭和の男、いいおっさんですから、愛とか何とかって、正直苦手なんです。恥ずかしい。でも、既に人生の3分の2を終えています。恥ずかしいなんて言ってないで、ちゃんとやっておこうと思いました。後悔しないように。