第18回 豊中11中吹奏楽部&OB・OG吹奏楽団 スプリングコンサート

執筆者:公認心理師・山崎孝

去る4月7日(日)、『第18回 豊中11中吹奏楽部&OB・OG吹奏楽団 スプリングコンサート』を鑑賞しました。

同部は、わが家の吹奏楽生活の原点です。長男は幼稚園児の頃から楽器が好きで、部活は吹奏楽で決まりでしょうと思っていました。仮に他の中学に進学しても、吹奏楽部に入部したと思います。娘二人は、他の中学に進学していたら、他のことをやっていたかもしれません。

ということで、豊中11中吹奏楽部は、わが家に大きな影響を及ぼした存在です。お世話になった高校の吹奏楽部にも当然愛着を持っていますが、11中吹奏楽部は愛着に加えて思い入れもあるバンドです。

『吹奏楽部&OB・OG吹奏楽団』と銘打たれているように、OB・OGのステージも用意されています。わが家の娘二人は昨年、卒業以来初めてOB・OGステージで共演する機会をいただきました。今年は2回目です。

元々活発な長女は元気に練習に参加していました。今年高校を卒業した次女は、緊張から解き放たれてダラダラと過ごす春休みでした。ダルーいと言いながら練習に参加していました。残念ながら長男は興味をなくしています。

下の画像は箕面市役所近くの「黒兵衞」のラーメンです。

「黒兵衞」のラーメンを食べてから列に並ぶのが毎年の恒例。シンプルな関西風とんこつです。ネギは無料で写真のようにドンと出してくれます。

座席は自由席です。他も同じだと思いますが、開場前から席取りの列ができます。このコンサートは運営がしっかりしています。後から来た人が、先に並んでいる友人や家族に合流することを一切禁止しています。最近このようになりました。とても良いと思います。

今回は演奏会にも変化がありました。花束贈呈や祝電の紹介のセレモニー的なものが簡素化されました。これはとても良かったです。昨年までのセレモニーは少々長く、演奏に集中している気持ちが切れる感覚がありました。今回は集中が途切れなかったので、あっという間に終演という感覚でした。

今回、最も興奮したのは、OB・OGステージのプログラムに「ハリソンの夢」を見つけたことです。

この曲は2010年、同部が全日本吹奏楽コンクールに初出場したときの自由曲です。2010年は、普門館で行われた最後の年でした。その年は幸運にも、息子が3年生として在籍しており、普門館を経験させていただきました。

そのときの自由曲を今年、長女と次女が演奏する。興奮しました。そのシーンを想像するだけで涙腺が緩みました。演奏が始まると涙が止まらなくて困ってしまいました。今も思い返すと涙腺が緩んできます。

一つだけ残念なのは、開催時期が4月であることです。卒業生にとって卒業公演であるスプリングコンサート。高校の新年度がスタートしているため、卒業公演に参加できない卒業生がいます。うちの長女もそうでした。開催時期の検討をお願いしたいところです。

先に触れた運営の良さも加わって、「ハリソンの夢」はもちろんのこと、演奏会全体もこれまで以上に大満足でした。