【クライエントの声】自分を受け入れられるようになりました

執筆者:山崎 孝(公認心理師・ブリーフセラピスト・家族相談士)

※ご本人を許可を得て紹介しています。
※個人の感想です。効果を保障するものではありません。

Cさん(20代女性)にカウンセリングの感想をいただきました。

Cさんの訴えは「特にきっかけもなく一日何度も極度に不安になることがある」でした。「自分は必要のない存在だと感じてしまうことがある」ともおっしゃっていました。

毎月通うのを楽しみにしていました。通い始めた頃、私は心療内科で別のカウンセリングを受けてましたが、そこではどちらかというとカウンセラーの方が尋問口調で、「私の気持ちをわかってくれている」と感じたことはありませんでした。むしろイライラしたり、自分では口にしたくないことをいわされているような感じがして、私の不安は少しも良くなりませんでした。

初めて山崎さんとお会いした時、不安に思っている家族のことなどを話した際に、「今まで苦労してこられたんですね」と言って下さったのを覚えています。私はそれまで、「家族のせいで自分は苦しんでいる。つらい想いをしている」という風に自分が感じることが悪いことだと感じていました。あの時、自分以外の人に初めてそのように言ってもらえて、初めて私は苦しんでいる自分を受け入れることが出来ました。帰りの電車でそれがすごくうれしくて、安心したのを覚えています。

おそらくカウンセリングへ通い始めた頃からずっと、私は自分のことをもっとよく理解したいと思っていたのだと思います。私は自分に厳しすぎるというか、「受け入れられない自分」というものが多すぎて、いつも自分の本当の気持ちを無視して生きてきたように思います。また、弱い自分は誰にも受け入れてもらえないし、親にも見捨てられると思い込んでいました。

それに気づかせてくれたのがカウンセリングだと思います。毎回、私の話したいように話させてもらえて、ほぼ毎回途中で泣いていたと思うのですが、そうすることで私は気持ちの整理が出来たし、ある程度自分を客観的に見ることが出来たと思います。

カウンセリングを終えた今でも、たまに心の調子が悪くなったり、必要以上に自分を責めてしまうときもあります。でも、以前よりずっとましになったし、そういう時は、また自分が無理してしまったんだなと受け止められるようになりました。

これからも自分の気持ちや希望を表現するように心がけていきたいと思います。お世話になりありがとうございました。

Cさんの来談のきっかけは、「とりあえず他のカウンセリングも試してみよう」というお試し感覚だったと記憶しています。そんな感覚で気楽に試してみて下さい。