【クライエントの声】考えがどんどん整理され、考えていなかったことまで出てきました。

執筆者:公認心理師・山崎孝

※ご本人を許可を得て紹介しています。
※個人の感想です。効果を保障するものではありません。

大阪でIT関係の仕事をされているNさんが、ブログでカウンセリング体験を紹介して下さいました。引用させていただきます。

「本当は自分がよく知っています」と書きましたが、フシギなもので、自分では見づらい死角があることも感じています。だれかを通じてそれを知ることが世の中の多くですし、仕事における顧客満足はこの最たるものです。だけど自分の内面には、自分が時間をかけて向きあっていくしかないのでは・・・?ボクの場合は、なるべく早く解決する必要があったので、集中してカウンセリングをしてもらって、その結果、2011年のスタートを切ることができました。

カウンセリングをしてもらうにあたり、山崎さんに「ボクが答えを持っているはずなんだけど、整理できないで困っている」と伝えました。もやっとした ことが積み重なって、いろんなことが見えにくくなっていました。だれかから、新しく何かを教わりたかったわけではなくて、もやっとしたことを整理するのを サポートしてもらう必要があると考えていました。それをカウンセラーがやってくれることを、周囲の人に教えてもらって知りました。

時間を決めて、解決したいこと(=目的)を決めて、山崎さんに助けてもらううちに、考えはどんどん整理されていきました。また、依頼前に考えてもいなかったようなことまで出てくるようになりました。もやっとしていたことは、もちろんクリアになりました。

クライエントが求めるのは「聴いてもらってスッキリした」ではありません(そういうケースもゼロではありませんが)。問題解決などの「変化」を求めています。

「変化」を起こすためには、自己の内面に「直面」し、「対決」する必要があります。

カウンセリングを「ただ聴くだけ」と批判する人がいます。残念ながら、「直面と対決」までサポートするカウンセラーに出会えなかったのかもしれません。

Nさんに対する印象は、「ここまで真剣に自分に向き合い、考えている人に会ったのは初めてかも」でした。「直面と対決」を積み重ねて来た人だと感じました。

そのNさんが、

「ボクが答えを持っているはずなんだけど、整理できないで困っている」

と相談に来られました。

心のより深い部分と直面する支援を心がけました。考える力、行動する力を十二分に持つ方ですから、直面すれば自ら対決されるだろうと考えました。来談者中心療法を中心に、ホームワークを交えながら進めました。

そして、

時間を決めて、解決したいこと(=目的)を決めて、山崎さんに助けてもらううちに、考えはどんどん整理されていきました。また、依頼前に考えてもいなかったようなことまで出てくるようになりました。もやっとしていたことは、もちろんクリアになりました。