金賞、おめでとう!!
大阪代表の豊中第11中学校が、先日行われた全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞しました。そのニュースをいち早く知った妻からメールが届きました。
「○○中、金賞受賞!!」
実は、私は妻が知るより前に知っていました。そして、こう返信しました。
「おう!知ってるで」
その後、その日の予定を終えて帰るメールを送ろうとしたとき、先ほど送ったメールを目にしました。そして、「しまった!」と思いました。
思い入れ
その吹奏楽部が、全日本吹奏楽コンクール初出場を果たしたのは2年前でした。
幸運なことに、当時中学3年生だった息子が所属しており、全国の舞台で演奏する姿を見て感動をもらいました。
後日、初出場を果たすまでの経緯を知ったり、OB・OGの献身的なサポートを聞いたり、舞台裏のドラマを知ってさらに感動をもらいました。
また、今年中学生になった娘がその吹奏楽部に入部して、毎日がんばっています。
というわけで、夫婦共に、その吹奏楽部に強い思い入れがあります。
それが妻に、仕事中にも関わらず、あのようなメールを送らせたと思います。
男性の特質、女性の特質
カウンセラーとして相談を受けることが多いのは、人間関係の悩み。特に、夫婦関係は代表的な相談内容の一つです。
夫婦問題の発端は、夫婦が互いに、男性の特質、女性の特質を否定されることに対する拒絶感が多いようです。
男性の特質とは、女性が思うよりはるかにプライドが高いことです。女性には些細なことでも、男性にはプライドを傷つける要因になることがしばしばあります。
夫が妻に感じる不満は、
「(子ども、親族、友人などに)夫の悪口を言う」
「偉そうに命令する」
「夫を立ててくれない」
「万事が子どもの次になる」
などなどです。
このようなことが日常的に続くと、男性は女性が考える以上に、プライドがボロボロに傷ついてしまいます。
女性の特質とは、話を聞いて受け止めてほしい、共感してほしいということです。妻の言葉を最後まで聞かずに、すぐ分析したり、自分の意見を理屈で並べ立てると、妻は不満を感じます。答えや正論より、受容や共感を求めています。一緒に感じる、一緒に考えることが重要なのです。
妻が夫に感じる不満は、
「うるさがって話を聞こうとしない」
「ごちそうさま、ありがとうが言えない」
「子どものことを一緒に考えない」
「体調が悪いのに手伝ってくれない」
「自分が悪かったと謝らない」
などなどです。
気持ちに寄り添ってなかった。。。
「しまった!」と思ったのは、妻の気持ちに寄り添ってなかったことに気づいたからです。
「○○中、金賞受賞!!」と思わず書いた妻の気持ちに寄り添っていれば、
「よかったなー!」「やったなー!」
などと返したはずです。
「おう!知ってるで」と返したのは、既に知っている、という優越感?がそうさせたのかもしれません。つまらないプライドがそうさせたのかもしれません。
知っていたを言いたかったとしても、「うん、聞いた!よかったー!やったなー!」なら、まだ良かったはずです。
帰宅してすぐに、「やったなー!」と妻に声をかけましたが、妻は連れなかったですorz