2月15日(月)、フェスティバルホールで行われた大阪桐蔭高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。
3年生の卒業公演。濃密な高校生活の最後を締めくくる公演。毎度のことながら感動。こうして書いてるだけでも涙がこみ上げてきます。
印象に残っている場面をつらつらと。
年を重ねる毎にエンターテインメント性が磨かれています。昨年の創作オペラに加えてミュージカルも登場。高校生の部活の域を超えたクオリティ。
今回初めて登場した「甲子園応援リクエスト・コーナー」。甲子園での応援演奏のレパートリーから2曲演奏されました。わずか2曲ではありましたが、私はこれを一番楽しみました。
3年間を振り返る映像をバックにベッド・ミドラーの『The Rose』 。私が高校生の頃の曲ですよ。誰の選曲なのでしょう。
最後は銀河鉄道。わが子は舞台にいませんが、そんなことは関係ありません。特に3年生の姿を見てるとこみ上げてくるものを止められませんでした。
年々、エンターテインメント性が向上しています。しかし、先ほども言ったように、個人的には甲子園応援演奏のような高校生らしい演奏が好きです。
贅沢を言えば、あの『カルミナ・ブラーナ』や『レクイレム』を超えるサウンドを追求してほしいという欲求があります。あの鳥肌が立つほどの演奏を再び体験する機会を熱望してます。
顧問の梅田先生によると、レベルは年々上がっているとのことです。オペラやミュージカルを捨ててコンクールだけに集中すれば、『カルミナ・ブラーナ』や『レクイレム』を超えられると思うのです。
梅田先生は生徒に「コンクールを目標にするな」「3年間すばらしい音楽の体験をしよう」と言います。昨年のオペラを見て大阪桐蔭を志望した新入生も少なからずいると聞きます。音を楽しむのが音楽だとしたら、今の方向が正解なのでしょうね。
新年度から次女がここの一員となります。余計なことを言うと娘に怒られるので、静かに見守るつもりです。