プロの棋士に勝つくらいですから、AI(人工知能)によるカウンセリングを考える人がいて当然でしょう。AIのカウンセラーが実現すれば、人間よりAIカウンセラーを選ぶ人がいても不思議ではありません。人に接する場面や人前に出る場面で強い不安を感じる人には、歓迎されるかもしれません。
カウンセリングなど悩みを聞いて助言するようなことは無理だろうと思っても、アメリカの医療の現場では、生身のカウンセラーではなくAIに相談したい人が出てきているといいます。
既にFacebookのチャットボット(コミュニケーションを自動で行うプログラム)を利用した、簡易のカウンセリングサービスがあります。無料ですが英語のみです。
「Pogor」の正体は、メッセンジャーボット。心を楽にするために、物事の受け止め方や考え方に働きかける認知行動療法(CBT)をベースに構築されている。
Pogor App
セルフケアには十分な効果を発揮しそうです。
IT音痴の私には思いも及ばないアイデアですが、調べてみると、チャットボットを無料で作成できるWebサービスが複数あるようです。近いうちに、日本語のサービスを始める企業が出てきそうですね。
AIって、どこまで進化するのでしょう。『2001年宇宙の旅』や『マトリックス』の世界が頭に浮かびました。