※ご本人を許可を得て紹介しています。
※個人の感想です。効果を保障するものではありません。
気持ちのいい大阪人っぷりを発揮されてるAさん(女性40代)。Aさんには、「自分でどんどん気づいて、自分でどんどん良くなって、あっという間に終わった」という印象があります。
「急ぎすぎかも」と感じることもありました。お手紙を読んで改めて振り返ってみると、人生の岐路に立ち、新しい方向へ進むために必要なことだったのかもしれないな、と思いました。
私がカウンセリングを受けようと思ったきっかけは、うつ病になったことでした。当時仕事が忙しく、遅くまで働く日々が続いていました。家庭を持ちながらでしたので肉体的にも精神的にもギリギリ。睡眠時間も少なく、毎日何かに追い立てられるような日が1年半ほど続いていました。
そんなある日、突然会社に行けなくなってしまったのです。それまで何とか奮い立たせて出勤していた私に、身体が強制終了をかけました。
もしやと思って心療内科にいくと、うつ病と診断されました。それから3ヶ月の休職を余儀なくされました。
最初は1週間もゆっくりすればすぐに治るだろうと思っていましたが、なかなかよくなりません。心がざわざわし、訳もなく悲しく、何もする気が起きません。起きていることがしんどく、1日中布団にもぐって過ごしていました。食欲も落ちました。毎日、朝を迎えるのが辛く、目が覚めるたびに「ああ、今日も生きないといけないのか」と、絶望的な気持ちで過ごす日々でした。
あまりの辛さに、どうにかしたいと思っていたある日、ふとカウンセリングを受けてみようと思いたちました。
「私の病気は病院や薬では治らない。今、根本的に自分に向き合わないと、これからもまた同じことを繰り返すだろう」と思ったからです。
とはいえ、カウンセリングは初めてで、私のことを何も知らない他人に何を話せばよいのか不安もありました。山崎先生は批判も説教もせず、ただただ私の気持ちに寄り添って暖かく話を聞いて下さいました。
会社での報われない思いや理解のない上司、ギスギスした人間関係。これまでのことを話ながら、涙があふれて止まりませんでした。最初のカウンセリングでは部屋にあったティッシュを半分近く使ってしまい、終わる頃にはゴミ箱がティッシュだらけになっていました。
不思議なもので、話を聞いてもらううちに、一体自分が何に怒っていたのか、何が悲しかったのかが自然と整理されていきました。初めてのカウンセリングを受けた後、あれだけ不安感でざわざわしていた心が少し軽くなっていることに気づきました。「私はよくなる!」カウンセリングに可能性を見出した瞬間でした。
続けてカウンセリングを受ける中で、いろいろな気づきがありました。「泣いたら負け」「負けたらダメ」という価値感や、「悲しいときに泣いてはいけない」という知らず知らずのうちにフタをしてきた過去の感情などがそうです。自分のしんどさの元のようなものが見えてきて、「ああこれか」と、とても納得することができました。
生きることがしんどかった毎日でしたが、カウンセリングの日が楽しみになってきました。2回目、3回目と伺ううち、涙でティッシュを使う量がだんだん減ってきました。そして4回目のカウンセリングを終える頃、「そろそろ会社に戻れそうだな」という気持ちがわいてきたのです。3ヶ月は必要と言われた休職期間を少し早めて会社に戻ることができました。
なんとなく、カウンセリングは特別な人が受けるもの、とのイメージがありました。なので、うつ病と診断されて始めて受けようという気になりました。でも今は、もっと早くに行けばよかったと思います。人に話を聞いてもらうことで、こんなにも心が軽くなるとは思いもしませんでした。
私にとってカウンセリングは、ずっと背負っていた背負う必要のない荷物をおろす作業でした。そしてそれは山崎先生という伴走者がいて、やっとちゃんとおろすことができました。
おかげさまで今、私はすっかり元気です。
復職はしましたが、ここで私がすべきことはもう何もなくなったとの思いが強くなり、最終的には退職するという選択をいたしました。やり残した仕事を全て片づけ、円満退職をすることができたことを何よりうれしく思います。これからは前からのぼんやり見ていた夢を叶えようと、それに向かって準備をしているところです。
もし、これからまた荷物をたくさん背負いこんで、しんどくなってしまうことがあればカウンセリングを受けようと思います。髪が伸びたら美容院に行くように、心の荷物が重たいときはカウンセリングを受ければいいのですから。
ティッシュのくだりを読んで笑ってしまいました。そんなこと思ってたんですね〜(^^)
お手紙に書かれていたように、カウンセリングを終えてしばらくした頃、「自分の全てを出し切った」ので長年勤めた会社を退職して、「以前からの夢を目指すことにした」とのご連絡をいただきました。
人生のターニングポイントに立ち会わせていただいたと思うと、とても光栄な気持ちになりました。
ありがとうございました。これからもずっと応援しています。